「幼女戦記」は完結している？小説は全巻で何巻まで？アニメは完結してる？

幼女戦記は2011年からカルロ・ゼンが「Arcadia」という小説を投稿するサイトで連載をしていました。2013年にライトノベル化。さらにアニメ化や漫画版も連載される人気作品です。幼女戦記はアニメは2期が発表されていて完結していません。Web版の小説は完結しています。しかし…通常小説はまだ完結していません。

「幼女戦記」の小説は完結している？

小説は全何巻？

幼女戦記の小説は現在12巻まで出ています(2022年2月現在)しかし、原作のweb版は完結しています。新規で書き直している小説では、web版で記載されていなかった部分やキャラクターも追加。web版を読んだ人でも充分楽しめる内容です。

幼女戦記のアニメは完結している？

またTVアニメ『#幼女戦記Ⅱ』ティザービジュアルも公開しました！

不敵に笑うターニャ……。

第2期での活躍にも乞うご期待！#youjosenki pic.twitter.com/w5Gu8u9rJO

— 「幼女戦記」アニメ公式【TVシリーズ第2期製作決定！】 (@youjosenki) June 19, 2021

幼女戦記のアニメは完結していません。2017年の1月から始まり2017年の4月に最終回が放送されました。アニメで放送されたのは、小説では3巻までになります。ちなみに、2019年に公開されている「劇場版　幼女戦記」は4巻の内容でした。

幼女戦記の2期の放送も発表されているので、続報が楽しみですね！

幼女戦記のあらすじは？

「幼女戦記」小説の見どころを紹介！

ここからは既刊の原作小説12巻までの見どころについて紹介していきます。

幼女戦記 1 Deus lo vult

2013年、エリートサラリーマンであった合理主義者な主人公は、会社のためなら平気でリストラを言いわたす人物でした。ある日、同僚にリストラを告げたことをきっかけに、社員から逆恨みされ電車のホームに落ち点に召されます。

主人公の前に現れた「創造主」を名乗る存在Xによって、前世の記憶を持ったまま孤児の少女であるターニャ・デグレチャフとして転生させられました。

転生先の世界は魔法技術が存在し、ターニャも魔導の才能があり軍に入隊することにします。

彼女の目標は後方支援に回り安全な生活をすることでした。合理的や適正な判断をしていったことで軍の中で評価されるようになり、目標とは逆の最前線で活躍していくことになります。

幼女戦記 2 Plus Ultra

ターニャは11歳で中尉に昇進。

ゼートゥーア准将と会ったのをきっかけに第二〇三魔導大隊を結成し、指揮することになります。

第二〇三魔導大隊が対峙するのは、60万人のダキア兵です。しかし、ダキア兵はほとんどが半農の歩兵部隊だったので、ターニャ率いる航空魔導大隊を前にして敗走していきます。

その後も北方での戦さなどで成果を上げていき、少佐になります。少佐ですが参謀会議にも呼ばれるほどで軍の中では注目を浴びる存在になってきています。

幼女戦記 3 The Finest hour

敵対中の共和国との戦いが膠着状態になりました。状況を打開するため第二〇三魔導大隊はターニャを人力誘導式噴進弾と呼ばれるミサイルに括りつけて、司令部を破壊することを決意。首都を制圧し戦さが終結すると思われたが、ターニャは終結しないと気付きます。

上層部のゼートゥーアも終結を見誤っており、戦さが終わらないことを嘆いたターニャは命令違反の行動をとってしまいます。

幼女戦記 4 Dabit deus his quoque finem

ターニャは帰還命令を受け、休暇のため帝都へ戻ってきました。

羽を伸ばせると思っていたターニャですが、上官たちに載せられて軍事演習という名の偵察を行うため東部へ行くことになります。

4巻では、ターニャの因縁の相手メアリー・スーとの戦闘シーンもあります。今回はターニャの圧勝で終わりますが、メアリーがターニャに恨みを持つきっかけにもなっています。

幼女戦記 5 Abyssus abyssum invocat

ターニャは念願だった後方勤務に就くことができました。

しかし、喜びも束の間でゼートゥーア達にターニャが書いた戦闘団結成の論文が見つかります。その結果、「サラマンダー戦闘団」の指揮を任され東部の戦線で運用のテストをすることになりました。

連邦との戦闘では圧倒的な力の差があるにも関わらず、連邦の攻撃の手が緩まることがありませんでした。ターニャは自民族のために戦っていると知り、作戦を切り替えるなど今回もターニャの合理主義的な部分が出ています。

幼女戦記 6 Nil admirari

新生サラマンダー戦闘団を率いているターニャは東部の戦線へ向かいます。しかし、そこは冬を迎え、帝都からの補給されたものでは足りません。

本巻では、ターニャ達の活躍でどの戦場でも連勝をしています。結果終わらない戦さに対する疲弊と帝国も人手が足りなくなり、勝利していくことが疲弊に繋がるということがより描かれています。

幼女戦記 7 Ut sementem feceris, ita metes

東部で戦っていたターニャ達に対し、連邦から激しい攻撃を受け、大佐が点に召される事態が起きます。

危機的状況の中で友好国イルドアから視察できたカランドロ大佐前で、連邦の教会を攻撃する計画をし実行します。攻撃は成功し、この戦も勝利しますが、疲弊はたまる一方です。

今巻では、帝国内でも意見に食い違いが出てきて帝国がどうなっていくのかといったところが見どころです。

幼女戦記 8 In omnia paratus

前線で戦っているターニャの前にまさかの人物が現れます。その人物は後方勤務から前線へ左遷されたゼートゥーア中将でした。

ターニャはゼートゥーア中将から物資を手に入れるためのアンドロメダ作戦の囮役するよう言います。普段と違う戦い方をすることになったターニャが囮役として、どう立ち回りアンドロメダ作戦が成功するのかが見どころです。

幼女戦記 9 Omnes una manet nox

帝都へと帰還したターニャ達を待っていたのは、前線で戦っている側と最高統帥会議の考え方があまりにもかけ離れているということでした。

帝都も物資不足に加え、戦没者の葬式に市民もすっかり慣れてしまい、きっかけがあれば暴徒化してしまう状況です。

そこでターニャはこの状況を打開しようと、戦さで違和感なく負けることについて考え始めます。

9巻では戦さに対する目標が変わったことで、ストーリーの展開が変わっていく転換点になります。

幼女戦記 10 Viribus Unitis

帝国の危機的状況を見たターニャはいざとなったら亡命も考えるようになります。

ターニャは再び囮役をすることになったり、帝国はイルドア王国へ攻めこもうと計画を立てたりと様々な思惑に翻弄されます。

徐々に帝国として勢いが無くなっていく様が描かれ、どうなっていくのか目が離せません。

幼女戦記 11 Alea iacta est

ゼートゥーアと彼の盟友ルーデルドルフも帝国の未来について危機的を抱いていました。

ゼートゥーアはターニャによるルーデンドルフをこの世からおさらばする計画をします。連合王国軍の戦闘を利用して当初の計画とは違いますが、ルーデンドルフが点に召されます。

ゼートゥーアがなぜ友のルーデルドルフをこの世からおさらばさせる計画を立てたのか、帝国がどんな敗北をしていくのかと見どころ満載です。

幼女戦記 12 Mundus vult decipi, ergo decipiatur

ゼートゥーアは敗北を迎えるために世界を相手にしていきます。

ターニャは仲裁者のイルドアへの攻撃へ参加。ゼートゥーアの戦略を通して帝国がまだ強者のままであることを誇示する狙いがあると知ります。

12巻ではゼートゥーアがメインになっており、どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。

幼女戦記のキャラには誰がいる？

【第二〇三航空魔導大隊】

ターニャ・デグレチャフ

第二〇三航空魔導大隊の大隊長兼第一中隊長。サラマンダー戦闘団の戦闘団長。

9歳で様々な戦果をあげ、国内では「銀翼」国外では「ラインの悪魔」と恐れられている。

ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ

ターニャの部下で第二〇三航空魔導大隊第一中隊隊員。後にターニャの副官になり、「優秀すぎる部下」と言われている。

マテウス・ヨハン・ヴァイス

第二〇三航空魔導大隊の副長兼第二中隊長。真面目過ぎてとっさの機転が利かなかったが、後にターニャが信頼を置く副長になる。

【軍首脳部】

ハンス・フォン・ゼートゥーア

帝国軍参謀本部戦務参謀次長。冷静沈着な軍人。ターニャの後ろ盾的な存在。

クルト・フォン・ルーデルドルフ

帝国軍参謀本部作戦参謀次長。軍人らしい性格。軍令の大半に関わっている人物でもある。

【協商連合】

メアリー・スー

協商連合の魔導師であるアンソン・スーの愛娘。ターニャに対して父の仇として憎しみを持っている。

まとめ

結論として幼女戦記は完結していません。小説は全12巻で2022年3月現在まだ続いています。しかし原作であるWeb版は完結し無料でみることが可能。

幼女戦記についてまとめてきました。タイトルから読むのを躊躇っている人もいるかもしれませんが、内容は軍記物が好きな人にはとして楽しく読むことができます。アニメの2期も決まり、テレビでどこまで放送されるのか楽しみですね。