鬼滅の刃における最大の敵役である鬼舞辻無惨役の声優さんは関俊彦さんです。この道30年以上の大ベテランです。今回は関俊彦さんがどのような声優さんかを紹介していきます!
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— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) September 14, 2020
鬼の始祖との戦いが激しさを増す『鬼滅の刃』コミックス第22巻が10月2日(金)に発売します!
表紙には、新たな姿へと変化し、
圧倒的な力を鬼殺隊士たちへと見せつける鬼舞辻無惨が登場!
発売をお楽しみに。 pic.twitter.com/csd92OOObP
鬼舞辻無惨役の関俊彦さんとドラゴンボールのフリーザ役の中尾隆聖さんの対談!
お互いに大人気の悪役キャラクターを演じている関俊彦さんと中尾隆聖さんが、それぞれの役者観について語り合いました。
関俊彦さん曰くズバリ、悪役を本当に悪役として演じると面白くないそうです。
演技に役者さんの人間性が垣間見えて、悪いんだけどなんか憎めない、そんな塩梅が理想だそうです。
確かに中尾隆聖さん演じるドラゴンボールのフリーザは作中で、みのイルカ)のようなポジションを演じることもあれば、何処か抜けている悪役(鬼滅の刃の鬼部下のキャラクターに対して紳士的な振る舞いをすることでも有名。上司にしたい理想のキャラクターランキングにもランクインしていますね。
鬼舞辻無惨もどことなく迂闊な行動が多く、これらの点が関さんの言う憎めない悪役なのでしょう。
また、冗談めかして言った「若い子は時には追い詰めた方がいいんですよ」というパワハラ風の発言には関俊彦さんの中に鬼舞辻無惨を見た気がしました。
理想の上司ランキングは
いつもこち亀の両さんとフリーザ様の一騎打ち!
鬼舞辻無惨役の関俊彦さんはガンダムのシャア役もやっています
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』のシャア・アズナブル役もやっています。
こう書くと「え? シャアって池田秀一さんじゃないの?」という皆さんの声が聞こえてくるようですね。
皆さんの知るシャアというのは主人公アムロのライバルキャラだと思います。しかし、このシャアは皆さんの知るシャアではありません。
皆さんの知るシャアは本名をキャスバルと言い、政治的事情から偽名が必要でした。その時に名乗った名前がシャアなのです。
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』のキャスバルは、自分と瓜二つの容姿を持つシャア・アズナブルを殺害。その後、彼の戸籍を奪ってジオン軍に潜入します。
つまり、関俊彦さんの演じるシャアとは、親友に名前を奪われた悲劇の少年だったのです。悪役ではなく、純粋な被害者も演じる辺り、ベテラン特有の演技における幅の広さを感じます。
アムロとシャーが戦う話だ!
関俊彦さんは土井先生の声優
恐らく、これが関俊彦さんの一番有名なキャラクターではないかと思います。
忍たま乱太郎の土井先生の声を関さんが演じています。国民的作品ですので男の子も女の子も、誰しも一度は声を聞いた事があるのではないでしょうか?
ノリがよくそれでいて厳しく、生徒たちへの深い愛情は関さんの渋さと明るさを両立した演技あってこそのキャラクターですね。
昔読んだ本に書いてあったんだけど
土井先生ときり丸は付き合っているんだって
関俊彦さんの演じたそうぞう
NHK Eテレで放送されているおかあさんといっしょ「そうぞうのへや」でぞうのそうぞうというキャラクターも演じています。
こう言った低年齢の子に向けた番組でも活躍しているのですね。
このような番組にキャスティングされるのも実力あるベテランさん故です。
関俊彦さんの演じるキャラの特徴
とても多様なキャラを演じられていますので、関俊彦さんと言えばこんなキャラ!というのはないかもしれません。
主人公の理解者(NARUTO-ナルト-のうみのイルカ)のようなポジションを演じることもあれば何処か抜けている悪役(鬼滅の刃の鬼舞辻無惨)を演じることもあります。
ベテラン特有の、これという特徴が特にないパターンでしょうか。なんにしても演じるだけで目を引くならぬ耳を引く素晴らしい演技です。
関俊彦さんはスネ夫の声もやっている?
実は関俊彦さんはスネ夫の声はやっていません!
苗字が一緒なので誤解されやすく、実際に誤解している人も多いのが現実です。ドラえもんのスネ夫役は関俊彦さんではなく関智一さんです。
関智一さんも特徴的な演技のベテラン声優さんですのでスネ夫役にもピッタリはまっていますね。
ドラえもんは長期間続いているタイトルなので声優の交代も既に何度も行われています。それでも役に負けていない力強い配役だと思います。
関俊彦さんの演じるキャラクターは死亡しやすい?
これについては議論の分かれるところです。
主人公そのものっていうキャラクターを演じることが少なく、主人公の周りの人物や悪役を演じることのほうが多く、結果的に死亡することが多く映るかもしれません。
鬼滅の刃の鬼舞辻無惨なんかは敵の親玉的存在なので、そもそも死んでくれないと話が終わらないというゴール地点のキャラクターです。
けれども決して周辺人物や悪役キャラクターであると必ず死亡するかというとそうでもなく、あくまで死亡するシーンが印象に残りやすいだけなのではないかと思います。
先述の土井先生は勿論死にませんし、主人公の一人を演じた新機動戦記ガンダムWでは最後まで生き残っています。
結局死亡シーンが人に訴えるものは大きいということと、関さんの演技が素晴らしいことによる印象の残り方の大きさが理由ではないでしょうか。
勿論、鬼舞辻無惨は死亡します。繰り返すと、死んでくれないと主人公たちの戦いが終わらないのです。
この先映像化されることに期待が掛かる無限城編で、多くの剣士たちの犠牲の上で漸く討伐に成功しました。
関俊彦さんと関智一さんは兄弟?
関俊彦さんと関智一さんは赤の他人です。親戚という噂が流れたこともありますが、実際には単なる同姓というだけでした。
お二人とも実力派の声優なのでその関係性に注目が集まったのがこの噂が生まれた理由かもしれません。
鬼滅の刃でも鬼舞辻無惨と不死川実弥で共演していますし、二人が同じ場所で演技するのを見られるかもしれません。
ウソー!!
同じ苗字なんだから絶対に兄弟だと思ってたよ~!
今からでも義兄弟の契りを交わしてもいいんだよ!
関俊彦のその他のキャラクターの声は?
- うみのイルカ(NARUTO -ナルト-)
- ラウ・ル・クルーゼ(機動戦士ガンダムSEED)
- 玄奘三蔵(最遊記シリーズ)
大人っぽいキャラクターという特徴は辛うじて読み取れるものの、キャラクターの方向性には全然共通点がありませんね。
ベテラン声優さんはやはりどんなキャラクターでもバチリと嵌まるのでしょう。ここで挙げたキャラクターは大人のキャラクターが多くあります。
けれども新機動戦記ガンダムWのデュオ・マックスウェルで少年役を演じることもありましたので、パターンに嵌めようというのが無理かもしれません。
『鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨役の関俊彦さんは『名探偵コナン』にも出演
残念ながらメインキャストではありません。劇場放映作品の『名探偵コナン 沈黙の15分』に出演しています。
氷川尚吾という被害者として登場しました。ただの被害者に終わらない独特のポジションだったことに加え、やはり関さんの演技の賜物かファンアートも多く描かれているようです。
関俊彦さんはヒロアカにも出演
『僕のヒーローアカデミア』に出演している関さんと言えばセルキー役の関智一さんです。劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション』にて関俊彦さんもエディ・ソウル役として出演しています。物語の確信に関わるキャラクターなのでベテランの関俊彦さんがチョイスされたのかもしれません。
関俊彦さんはワンピースにも出演!
賞金首である黒足のサンジそっくりな顔立ちに生まれついたため、素顔を晒せなくなった悲劇の男『鉄仮面のデュバル』を演じています。
子供の落書きのようなサンジの似顔絵が描かれた指名手配書そっくりの顔という、ネタキャラとしてとても人気のあるキャラクターです。
人気とはいえ流石にネタキャラとして濃過ぎるというか、キワモノキャラなので関さんが演じられるのには驚いた人も多そうです。
鬼舞辻無惨を演じる声優関俊彦さんのキャラ遍歴
兎にも角にも人気のあるキャラクターが多いと思います。
長い声優活動の中で、どちらかというと主人公を演じることは多くはありません。
しかし、狂言回しからコメディリリーフまで様々な役割を卒なくこなし、その愛嬌のある声色で多くの視聴者のハートを掴んできました。
主役格のキャラクターを演じれば、深いキャラクター理解から魅力を引き出し原作の人気から上乗せするように人気を盛り立てます。
鬼舞辻無惨のどう考えても自業自得と言える迂闊な行動が関俊彦さんの言う「悪役キャラクター」の枠にばっちり嵌まっていたり、今後も素晴らしい演技を見せてくれると私は思いました。
鬼舞辻無惨は最終的に主人公たちに討ち取られます。その過程で関さんでないと演じられない多くの魅力が表現されることを楽しみにしています。
まとめ
- 関さん曰く「(悪役は)悪いんだけど憎めない」くらいが良い
- 鬼舞辻無惨は死ぬ
- 関俊彦さんと関智一さんは無関係
- 鬼舞辻無惨はハマり役
関さんは長らく声優を続けていたことから様々な作品に出演しており、多くの視聴者から愛されています。ほぼ国民的声優と呼べる存在です。
鬼滅の刃は実力派の若手から関さんのようなベテランまで多種多様な世代の声優さんが登場しています。
どちらかというと同様な演技を求められる若手と異なり、ベテランさんはどのようなキャスティングがされるか意外性があります。このように経歴を追ってみるのも楽しいかもしれませんね。
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