ファイナルファンタジーシリーズは、ゲーム業界において最も大きなゲームシリーズの1つです。その名声はジャンルを超えて広がり、一部のキャラクターはプレイしていない人でも知っているほど、世界的に有名なアイコンとなっています。人気キャラクターの中には、独立した作品の主人公や悪役、あるいはマスコット的な役割で繰り返し登場するキャラクターがいます。

その中でも、ファイナルファンタジーVIII（FF8）のスコール・レオンハートは、時代を超えたビジュアルデザインにより、本格的なファイターとしての地位を確立しています。しかし、1999年に初代をプレイした人は、彼が仲間や世界、そして恋人のリノア・ハーティリーを思いやる心優しい兵士であることを知っています。ファイナルファンタジーVIII リマスター版（FF8R）は、戦争に巻き込まれた若き傭兵隊長としてのスコールが、その中で人間関係をどう扱っていくかという物語となっています。

シリーズの人気を不動のものにしたストーリーのひとつ

ファイナルファンタジーのファンは何百万人もいますが、シリーズのどこが好きかと聞かれれば、答えは一人ひとり違うでしょう。すべてのストーリーが戦争に関係し、光の戦士たちが世界を混沌からいかに救うかを描いています。しかし、それぞれの作品には、ニッチな層にアピールする独自のジャンルがあります。例えばFF8は、10代の若者が傭兵団を率いて戦う青春ストーリーです。

ファイナルファンタジーシリーズの他の主力タイトルは、幅広い年齢層の主人公を登場させていますが、「FF8」はそのテーマに大きく傾倒しています。飄々としていて懐疑的なティーンエイジャーが、愛すべきキャラクターたちに囲まれて心を開いていく姿を見ることができるのです。

古典的なゲーム体験と現代的なアップグレードを採用

FF8リマスターでは、CGIカットシーンやすべてのゲーム内アセットなど、オリジナルのゲームのビジュアルがほとんど変更されています。初代ソニー・プレイステーションの技術的に限界だったものが、今日のスマートフォンやタブレットにとっては些細な技術なのです。

FF8リマスターでは、ビジュアル面での大幅なアップデートのほか、戦闘アニメーションを高速化するタイムブーストボタンなど、QOLの向上も図られています。また、ヘッドアップディスプレイも刷新され、より小さな画面や広い画面でゲームをより魅力的に見せることができるようになりました。これは、正方形のブラウン管テレビと現代の長方形のモニターの間でアスペクト比が変更された結果です。

様々な最新ゲームプラットフォームに対応

FF8の物語が、現代のゲーム機で遊べるようになりました。PlayStation 4とXbox Oneという、現代の競合する2つのゲーム機でプレイすることができます。また、Nintendo Switch、Android、iOSデバイスなどのモバイルプラットフォームでも利用可能です。

また、Steamを通じて、マイクロソフト社のOSを搭載したPCでもプレイすることができます。このように、かつてソニーの初代プレイステーション専用ソフトだったゲームの歴史の一端に触れることができるのは素晴らしいことです。原作ファンにとっては、大好きな物語を現代風にアレンジして追体験できるチャンスです。